記憶に残るいい仕事は紙一重

スタートアップは常に余裕がない。人も足りないしお金もないから知恵をしぼるという方向になると思っている。

潤沢なアセットのないスタートアップが顧客にとって記憶に残るようないい仕事をするとき、それは少し賭けに近いような気がする。答えの見えたものに対して粛々とやるのではなく、答えを探しながら仕事をなしていくと思うからだ。

もしかしたら最高の体験を得られるかもしれない。でももしかしたらただお金を無駄にするだけかもしれない。

スタートアップは常に矛盾に生きている。新しいことをやるというのは、答えを作るということだから、成功なんてそれは約束できない。でも、「できません」とは言わない。やれると信じている人たちだから。(であって欲しいと私は思っている)ただいつだって失敗と隣り合わせにいる。失敗は顧客にとって信頼を失うことに近い。

できるとといえば、人もお金も答えもない中で知恵を絞り、周囲に協力を仰ぎ、持ちうるもの総動員してプロダクトなり、価値なりを作っていくこと。なんでこんなに大変なのに手を出してしまうのだろうなあ。その気持ちは言葉ではなんとも説明しがたい部分を持っているような気がする。

スタートアップが応援者を見つけるとき、無くすとき

ついこの間のこと。私はとある人探しのためにwantedlyを登録した。もともとfacebookを連携するのがあまり気が進まなかったので手をつけていなかったのだけど、無事にその人も見つけられたし、実際に会うこともできた。目的も終わったし、登録を削除しようかと思っていたら、スカウトメールが1件届いた。IoT系のスタートアップだった。ちょっと気になっていたのでクリップしておいたのを忘れていた会社だ。開いてみると代表の方からのメッセージだった。恐らくwantedlyではよくある話で要は「気軽に一度お話ししましょう」ということでした。

私は自分の今の現状や自身もサービスを世の中に出すために動いていることを書いた返信を書いた。しかし、それ以降その会社から返信が来ることはなかった。(私も貴重なスタートアップのお時間をいただくのは申し訳ない、って確かに本文に書いたし)

私は目的は人探しだったのでスカウトメールは受け取らない、としていたので他の会社はわからないが、もしかしたらこれは当たり前なのかもしれない。相手に期待しすぎているんだなと思った。社会を何かしらで変えていきたいという共通点があると思っていたけれど、そんなことはなかった。でも、ちょっとがっかりしている自分がいた。その会社のことは気になっていたが、普通よりも気持ちが下がってしまった。その商品を見つけたらこの件が浮かぶだろう。何かしらで繋がった人に印象を落とすような形は戦略的にももったいない。

スタートアップってもちろん法人なんだけど、人が少なくて発信度合いが高いから、なんとなく人っぽさを強く感じるのだよな。

 

なんだかなとちょっと思ったけれど、まあ、いざこれは、という出会いのためにあったということにしておこう。 

しばらく仲間探し続けていこうと思います。私は、プロダクトを中心に放射状に広がっていく世界を、信頼関係から始めたい。仲間とも、ユーザとも、支援者とも。

 

 

VCに会いに行ってきた話。

実は先日とあるベンチャーキャピタルへお邪魔してきました。アポを取って、お時間をいただき自分の考えているプロダクトの説明をして色々とアドバイスをいただいた。

 

そもそもベンチャーキャピタルとは何かというところはネット上にたくさんあると思うので置いておくとして、どうやったらアポが取れるか、というと今の時代、とてもオープンでシードのベンチャーキャピタルはかなりハードル低く受け入れてくれています。サイトでも、twitterでも、情報は探せば探すほどある。プロダクトを作ろうと強く意識し始めてからはどんどん見つかる。

 

私は誰かの時間をもらうことは結構躊躇する方で、アポを取ってから行くまでの間はどうにかそのアポ時間が相手の無駄にならないようにと願いながら準備をし、簡単ではあるけれどkeynoteで資料を作って持って行った。結果的に良かったと思っている。資料がなくて空で話すなんておそらく無理だし、正直これでも足りなかったなと思っている。甘かった。

 

「アイディアレベルでOK」というのは、手ぶらで来ていいってことじゃなくて、「アイディアレベルを完璧に伝えられる準備してきて」ってことだと思って良いと思います。優しい言葉に甘えすぎてはダメ。自分への反省も込めて、先方はガチのビジネスとしてベンチャーキャピタルというお仕事をされているということを意識して伺うのが良いなと思います。私は自分の考えていた構想がうまく伝えられなくて、途中で諦めてしまったところがあった。その時点でダメだった。

丁寧に色々な助言をくださったり、業界や世の中の流れは理解されている、との言葉ももらったけれど、課題の深堀りが甘いということを強く意識し、私の中でもう一度練り直しフェーズに戻った。

一発で「やりましょう」なんてことにはならないと思っていたし、ベンチャーキャピタルの方もそうおっしゃっていた。負けないで進んでいこう。本業が忙しい、は本当にいいわけ。頑張ろう。

 

仲間はどこにいる?①

最近、一緒にサービスを開発してくれる仲間を探していろいろな人に会っています。とは言っても、「一緒にやりましょう」とは言っていません。なぜなら、やっぱり初めは信頼構築からだと思うからです。

相手にとっての私、私にとっての相手。それぞれどんな人かもわからないのに、スタートアップという極めて密で狭く、少ない人数で動く場にお互いに良い感情を持てるか、というのはとても大事です。

一人でやるのか、仲間とやるのか。それはいろいろ迷って仲間を探すことにした。いわゆる共同ファウンダーを誰にするかという問題が一つ。そしてサービス開発を一緒にやってくれる仲間を誰にするかという問題が一つ。

私はできたらコーディングをやったことがある人、もしくは仕事でなくても自発的に学びに行ったことがある人が良いなと思っています。なぜなら、システムを作る大変さを知っている人は、作る人をリスペクトできると思うからです。

コーディングをしたことがあることが偉いとか、そういうのではなく、ITを商品とするのでこのように考えています。スキルというより、探究心。そのプロダクトを知りたいと思うか、というところなのだと思います。

ITは間違いなくインフラになっています。これまでインフラと言ったら電気、ガスといったものですが、これらの作り方は一部の人しか知りえません。が、ITはめちゃめちゃオープンです。インターネットにつながる人であれば誰もが手を伸ばせば作り方を知ることができます。

何か脱線しそうだったので、戻りますが、まあまあ書いてしまったので実際に私がやっている仲間探しの話はまた次回。

興味がある方はTwitterでDMいただけると幸いです。UI/UXに想いのある方、iOSエンジニアリングで新しいことをやりたい方、一度お話しさせていただきたいです。ご連絡お待ちしています。

オフィスはどこにある?

会社がないと取引が始められなかったり(法人じゃないとAPI使えない、とか)、自分の気持ちのためにも予定よりも早く会社を設立しようと思い至った。

 

とりあえずオフィスを借りる意味は全くないので(だって開発はMacでできるし、そもそも正規メンバーは私しかいない。手伝うよ、と言ってくれたエンジニアが一人いるだけだ。彼も別のスタートアップで働いているし、フェーズ的には私のプロト作成段階)、自宅で登記しよう、と。

 

が、しかし。調べてみると賃貸マンションは事務所可物件やSOHO用じゃないと登記できない疑惑。

まあ、バーチャルオフィスで・・と思ったら、案外登記できないところやバーチャルオフィスだと口座が開けないとか、なんか色々と考慮が必要なのですな。動くといちいち新しいことにあたる。まあ、なんかRPGみたいで良いのだけど。

あとはコワーキングスペース。ただ、私は現在フルタイム勤務。平日はほぼ使えないからちょっともったいない気も。。作業は自宅でやるし、コワーキングスペースで良さそうなところは渋谷方面が多いイメージだけど・・・

 

と、色々探していたらこの記事を見つけた。

丁度私の家から近いエリアも発見。会社から近い登記可能なバーチャルオフィスも。コワーキングスペースは出会いも魅力だけど、今は実際に出向くことはあまりなさそうなのでワークスペースもスポットで借りれる登記可能なバーチャルオフィスプランにしようと思いました。固定電話番号を与えてくれるのもある。すごいな。こうやって誰かの欲しいを誰かが満たしていくんだ。

 

いい時代に生まれたし、場所にも恵まれた。もともと地方出身だからわかるけど、この格差は確実にあるな。。

 

ということで、初めてのオフィスはとある都心のコワーキングスペースに決めました。

女性起業家は出産育児とどう向き合うか②

少し空いてしまいましたが、ところどころ具体は出るものの漠然と恐れているところがあり、それを分解していくと良いと思いました。どこに課題を設定するかによって考えることは変わってきます。

ということで、まずは今私の課題を「大きくする前提のプロダクト作りを続けて人を巻き込んで良いか」とした。一人でやっているのであれば迷う必要はないし、大きくしないのであれば巻き込む人も少ない。でも、みんなに使ってもらえるプロダクト(価値)を作りたいし、そのためには一人では難しいと思っている。

結論としては「不確定要素や影響に対してどこまで備えることが良いのかを定め、そのラインまではやりたいようにやる。その要素については関係者に説明する」が良いという考えに至った。 

仕事でもよくある話だが、リスクにどこまで備えるか、という店と同じなのではないかと思った。(出産育児がリスクと言っているのではありません)

リスクに対してのフレームワークは「回避 転嫁 軽減 受容」。大事なのは何は絶対に譲れず、何は受け入れるか、ということ。自分なりの基準をおいて突き進むしかないのかなと。これまで、未来のことまで考えすぎて動けない自分がいたのも事実。でも結局諦めきれなくて今に至る。

迷っている人暇あったら本当、早くプロダクト作れって感じになってきて。考えすぎるのは私の悪い癖だ。

 

正直今はダイバーシティや働き方改革といった潮流からも追い風。昔の女性起業家の方よりも断然動きやすくなっている。さらにはテクノロジーの進化。ネットワークの広がり。本当に先人たちには感謝してもしきれない。

今の時代に「できない」なんてどの口が言えるかって感じです。

 

ということで、次は不確定要素について何が譲れず、何を譲るのかを自分の中で決めていこうと思います。判断の速さは大事だけど、葛藤のさきに生まれるものはあると思っているので、大事なビジョンとか方針とか根底の部分はしっかりと時間を割きたいと思う。逆に言うとそれが決まっていると判断は少ない時間でできるのでは。(実際問題はまずビジョンや方針に則った判断はできるが、ステークホルダーや市場などを見て変えるという選択もあると思いますが)

 

プロダクトがないことには何も先に進まないので、兎にも角にも今日も作ります。

女性起業家は出産育児とどう向き合うか①

私は現在会社員もやっており、家での役割もあり、というところでプロダクト開発を細々やっています。

 

が、昨日スタートアップやプロダクト開発のことを話をしているマネージャと「女性起業家はどう向き合うか」ということについて話をしていた。

 

私は年齢的に出産が差し迫る前に、というか、特にはじめの人数が少ないうちは自分が一番動けないとと思っている節があり(まあそもそも今なんてひとりだし)、出産前に開発をしなくては、と思っています。一方で「仮に人を巻き込んでプロダクト開発やスタートアップを立ち上げて、途中で出産しても良いのだろうか」とも心配をしている。

その思いも振り切って「やる」と決めたはずなのに、やっぱり迷っている。全部は取れないような気がするが、本当にそうなのか。

あと、この悩みの本当の課題はなんなのか。きちんと整理してみたいと思います。

 

②に続く。