首都圏です。

スタートアップ✖️家族社会学

ストレングスファインダーと家族

先日ストレングスファインダーのワークショップに参加。

ストレングスファインダーはなんぞやとかいうところは、いろんなブログやサイトで紹介されているので割愛。本はこれです。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
 

で、私のTOP5は以下の通り。

1. 戦略性(戦略的思考資質グループ)

2. 内省(戦略的思考資質グループ)

3. 収集性(戦略的思考資質グループ)

4. 学習欲(戦略的思考資質グループ)

5. 達成欲(実行力資質グループ)

他の人に比べて偏りがかなりあった。戦略性はどうかというところはあまりピンとこないが、内省はかなりあるタイプだと自覚している。

資質のグループには「実行力資質」「影響力資質」「人間関係構築力資質」「戦略的思考力資質」の4つがある。

実は人間関係構築力資質は比較的高いのかと思っていたが見事にスルー。それは少し残念な気も。

 

で、私のことは以上で、考えたかったのがストレングスファインダーというのは全部一人でバランス良い奴なんていないけど、チームならそれが作れるねっていう側面を持っている。ここでスタートアップの組織について考えてもいいのだけど、ビジネス関連についてはどこでもやりそうな気がするので、あえてストレングスファインダーと家族にフォーカスしたいと思った。

家族も組織である。こういうとなんとなく無機質な感じがするけれど生活を守る共同体としての家族として、この資質のバランスはどうなのかという考察。

 

ちなみに、資質は大きくは変化しないものの後天的要素(環境変化など)によって変わることがある。家族はだいたい上と下で20〜35過ぎ近く年齢差があるので家族の中の誰かが環境変化にさらされていることが多いだろう。となると、「家族で同じように生活しているんだから強みもだいたい同じじゃないの」と言うわけではないと言えるのではないか。

家族でやったらどうなるのかという調査結果とかないのかな。ビジネス組織が昔よりもゆるくなっている(私的化)と思うので、ビジネス組織の横展開が家族にも可能ではないかと思う。そしたら案外、家族の役割分担とかガラッと変わったりしてね。父母子供で役割を果たす他の何かが出来そうな予感。

規律性と達成欲のめちゃめちゃ高い父さんに戦略思考と分析思考の次男が提案するのも案外家族組織としては機能するのではないか、なんて。

 

いずれにせよ、ほのぼのした家族の内側に、家族は家族で組織としての戦略があっていいと思うのだ。というか、あるべきと言ってもいいくらい。だって、世の中は全員が納得できるような制度にするのは難しいし、ルールを作る人は限られているしから、それなら生きやすく共同体を守るために何ができるかというと、頭を使って考えて、行動に移すことなのだ。

沖縄ラム酒ベンチャーー風のマジム

原田マハさんの「風のマジム」読了。

風のマジム (講談社文庫)

風のマジム (講談社文庫)

 

 沖縄の大手企業の派遣社員だった主人公が社内ベンチャー制度にチャレンジして沖縄南大東島さとうきびを使ったラム酒の会社を立ち上げる話。

ベンチャーに関する小説というのは少ないので興味深く読んだ。あとがきで実在の人物・金城祐子さんがモデルということを知ってなるほどと思った。もともとは沖縄電力社内ベンチャー制度で設立された会社ということでした。

実際に金城さんが小説のような行動をとったかわからないが、やったことがないことというのは何から始めて良いか分からないということが多い。そして行動するということを頭で考えるのではなく実際にやる、ということを本当に何度もやらなければならない。一度くらいなら始めの熱でできると思う。でも、それが二度、三度とやるのは本当に難しいと思う。

例えば沖縄県産のラム酒を作りたいとなったとき、工場が必要になる。作れる人が必要になる。何もつてがない場合、どうするのか。自分だけではできないことをするというのは本当に大変だ。

特に感じたのは「やれるか分からないけど仲間になってくれ」ということの難しさ。小説の場合は社内ベンチャーの最終審査を通すために具体的に醸造家やさとうきびを提供してくれる農家、作る場所の案を出したいが、醸造家や農家にはまだ通ってもいない案で打診をしなければならない。最終審査でダメだったらダメでした、と巻き込むだけ巻き込んで終わりになってしまう。この気持ちを超える壁というのは大きいだろうなと思った。

 

小説では無事に社内審査を通すことができ、ラム酒の会社は興され、ラム酒も完成した。いい意味で思い切りのある人、自分を信じて突っ切れる人じゃないとスタートアップもベンチャーも、難しい。

占いスタートアップー統計学ならAIで

最近元占い師という人に出会いました。昔は30分6000円だったそうです。

占いも色々と種類がありますが、「根拠は?」と思うところも。ワクワクするためのものに表立って根拠を聞くのってあんまり白けるけれど、気になるので色々と調べてみる。すると、一説に統計学だと。

統計学というと、私の身を置く業界でいくとそのまま結びつくのがAIだったり機械学習だったりというところ。ということは、占いも機械学習で行けるのでは?と。

と思ったら1年半も前にそんなことを考えている占い師の方のブログを見て、さすがだなと。AIが発達して代わりに占いしてくれたらいいのに、って思っているプロの占い師はきっとプロセス(対面で話すとか、共感するとか、結果をどういう言い方で使えるとかそういう部分)に優位性がある人なんだろうな。

 

ちなみに、占い市場は1兆円。それにもびっくり。

市場か感情か

スタートアップを考えるとき、「なぜあなた(私が)がやるのか」という話題は確実に出てくる。思いがないと続かない。でも市場が悪ければ続かない。

 

思いの継続性について、この本のp44に書いてあるこの一文が記憶に残っている。 

小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)

小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)

 

 始めてみれば、興奮と興味が本物なのか、それとも言ってみただけなのかがわかる。

個人的にはいい市場があってやってみようってなったらやるでいい気がしている。なぜあなたがやるのですか?と言う質問は確かに大事だけど、子供の頃に夢中になった事って「これこれこんな体験があったからやりたいと思った」っていうより、見たものの姿形、感じたものの感覚、インスピレーションで始めて、合わないものもあれば合うものもある。それでいいような気がしている。

でも、これはあくまで投資家に頼らず自分でやるときの話。第三者を巻き込む場合にはきちんと説明できる必要はあると思っている。

だから、ワクワクから始まるエンターテイメントでエキサイティングさを優先したスタートアップは市場で、明確な世の中の課題や不都合がありどうしても成し遂げたい場合は感情なんだろうなと思った。正解はない。

 

個人的に面白いなと思うのは、化粧品の口コミ最大のサイトの@cosumeも、レディス服レンタルのairClosetも、みんなのウエディングも、みんな男性ってこと。そして@cosumeの株式会社アイスタイルの社長のインタビューを見ていたら色々と思いはあったとは思うものの化粧品業界の原価率の良さに目をつけていた。原価率が良いということは広告にお金が使えるということ。つまり、そこに市場があると思って参入しているということが書いてあった。

 

それに事業は世の中の流れとともに変わっていくだろうから、そういう意味でも思いは必要だけど、思い入れが強すぎないほうが案外強かったりするのかもな。

「感情あり×市場あり」が良いけどだけどなかなかそういうのってない。(更にうえをいく「感情あり×市場をなしで自分で作る」は至難)でも片方が揃っていれば、前に進めるってことなのではないかしら。

 

でも一方で市場感情とも離れてこんな考え方もありなのかもな。

けんすう氏が語る“遊びが仕事になる”時代の事業の作り方 - ログミー

遠くの親戚より近くの他人か、血は水よりも濃いのか

距離と家族は私の大テーマなので今日もこれについて考えてみたいと思う。

タイトルに答えはない。それが答え。もう家族というものが型化が難しいところまできているので一様には語れないのだ。ただ、ひとつ言える新しい観点として

・近くの親戚はどうなのか

・水は本当に薄いのか

というところ。これは少し逆説的なのだけど、近いと優しくなれません。近いと問題が起きます。血は濃い。だからこそ離れていないとその濃さにやられることがある。それは2016年摘発の殺人事件の55%が親族間である事の答えだと思っている。

遠いから優しくできる。他人だか優しくできる。それは事実だと思う。

私が思うに、自立後の距離は大切で(だから高校卒業したら家が近くても独立して暮らした方がいいと思う)、それによって保たれる尊厳やプライバシー、暮らす大変さからくる感謝があるはずだ。私の好きな本で、内田樹さんの「困難な結婚」という本があるのですが、

困難な結婚

困難な結婚

 

この中にこんな一文があります。(p132)

家族って本当に暫定的な制度なんです。それが「ふつう」は恒久的なものであるかのように「家族の一体感」とか言う人を僕は信用しません。だいたい、家族がほんとうに仲が良くて、敬意を以って接していたら、そういう家族はお互いに過剰に干渉しないで、必要なときだけ支援し合うという涼しい風通しのいい関係になっているはずです。(中略)

僕は家族の親密さを誇示するための行事をしょっちゅうやるような家族の一員であるよりは、ふだんは「好きにしなさい」と放っておいてくれて、遊びに行くと「よく来たね」とにこにこ歓待してくれるような距離感のある家族のメンバーでいたいですね。

 じゃあやっぱり近くは他人が最高なのかって言う話かというと、ちょっとそれは行き過ぎて、上の文でいう「必要なときだけ支援し合う」という、最後の砦が家族なのかなと。これは血が濃いからなせる技なのだと思う。

つまり、他人と家族は役割はそれはもう端と端くらい違う。だから比べること自体もナンセンスなような気がするのですが、普段は全く連絡取らない人から「助けてほしい」と言われたらなかなかすぐに首を縦に振れないけれど、家族だったら多くの人は、例え久しぶりの連絡だとしても力になろうと思う人が多いのではないか。

 

超漠然としているけれど、私はこの家族の距離をプロダクト化したい。最後に救うその瞬間を支えるものが作れれば。まだまだ先は長いけれど。

選ばなくていいことを選んでみるー【読書録】あなたの人生は「選ばなかったこと」で決まる/竹内健蔵

 交通経済学、公共経済学の専門の竹内健蔵さんの本。

この本は要は「機会損失」や「逸失利益について考えてみよう、って本でした。

 機会損失は簡単に言うと稼ぎ損ない、儲け損ないのこと。分かりやすいのは材料とか商品在庫がなくてお客さんに売れなかったとか。

逸失利益本来得られるべきであるにもかかわらず、債務不履行不法行為が生じたことによって得られなくなった利益。本の中ではデートをすっぽかされたことなどが分かりやすい例として紹介されている。(バイトを断ってデートに行ったらデートをすっぽかされた。本来だったら稼げたのに、のような)

これを読んだ時に、スタートアップにこの考え方を活かすと良いのではないかと思った。スタートアップとスモールビジネスは違い(どちらが良い悪いではない)、継続的急進的な成長をする。その背景にはイノベーションがある。スタートアップはイノベーションを起こし、社会を変える。「新しいものを作る」か「今あるものを新しい使い方をする」とか「急激に捨て去る」などの様々なアプローチがあるが、何れにしても今社会に馴染んでいないものを社会に出すのだから、はじめから「うん、いいね。使う使う」と全員がなりにくい。

スタートアップのホームページを見ると、こんなことに困っていないですか?と例を挙げ、自社のプロダクトのよさを語り、機能の紹介、そしてコンタクトはこちらへ、とスクロール型のページが多い。この中に「選択しなかったことの未来」としてプロダクトを見せるのもひとつありなのではないかと思った。

特に、今はないものを始めるのであれば、カスタマーは実は困っていないことが多い。「あなたたちは困っていないと思う。だからあえて選ぶ必要はないのかもしれない。でも(我々の商品を)選択しなかった未来は普通だ」と言うメッセージも案外いいのかもしれない。

 

これはリクルートが提供する結婚式場探しのサービス、ゼクシィのCMのコピー。少し前に話題になったのを思い出した。

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ゼクシィCM 2017

これに近い感覚かも。選ばなくていいことを選んでみる。その感覚。それがもっと広まったら良いと思ったのでした。

 

毎日書くのは難しいなあ・・下手な文章ですみません。それでは。