首都圏です。

スタートアップとサービス作り

記憶に残るいい仕事は紙一重

スタートアップは常に余裕がない。人も足りないしお金もないから知恵をしぼるという方向になると思っている。

潤沢なアセットのないスタートアップが顧客にとって記憶に残るようないい仕事をするとき、それは少し賭けに近いような気がする。答えの見えたものに対して粛々とやるのではなく、答えを探しながら仕事をなしていくと思うからだ。

もしかしたら最高の体験を得られるかもしれない。でももしかしたらただお金を無駄にするだけかもしれない。

スタートアップは常に矛盾に生きている。新しいことをやるというのは、答えを作るということだから、成功なんてそれは約束できない。でも、「できません」とは言わない。やれると信じている人たちだから。(であって欲しいと私は思っている)ただいつだって失敗と隣り合わせにいる。失敗は顧客にとって信頼を失うことに近い。

できるとといえば、人もお金も答えもない中で知恵を絞り、周囲に協力を仰ぎ、持ちうるもの総動員してプロダクトなり、価値なりを作っていくこと。なんでこんなに大変なのに手を出してしまうのだろうなあ。その気持ちは言葉ではなんとも説明しがたい部分を持っているような気がする。