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スタートアップとサービス作り

家族とロープ

 

家族というのはどこかアンタッチャブルな感じがするものだ。そしてどこか絶対感というものがある。これは血縁に限ることではなく、その形態が作る強さのようなもの。

一本の透明のロープが枝葉に分かれ、その枝葉は誰か別の家族(親類)が持っている状態となる。そのロープを誰かが引っ張るとその振動が響く。生まれた時はそんなこと知らないけれどいつの間にか持っているロープは手にしっかり巻きついている。そういう仕組みだ。後から入ってきても同じだ。ロープを渡されて持った手からは離れない。

生きている間、ロープは手放すことが基本的にはできない。手放したとて持っている感覚までは手放せない。そういう絶対感。不思議な共同体。それに、私はすごく興味を持っている。