首都圏です。

スタートアップとサービス作り

家族とIT

高齢には難しいと思われていた家族コミュニケーションにおけるITは作り手の思い込みなのではないかと思う。

結局やるかやらないかは能動的に動く「理由」だ。最低限が概ね満たされている日本において、機能を増やすことより削ることの方が作り手として勇気がいるのだろうけれど、それができたものはやはりちゃんとアクティブになっている。

私も自分の両親たちはスマホは買わない。なのでLINEは使えない。グループLINEがあれば便利だと思っていたが、無理だろう。そう思ってキャリアメールはずっと残しておいた。「買おう」と伝えることもなかった。

しかし、結果的に両親は勝手にそれぞれの事情で手に入れ付加機能(スタンプや絵文字)を使いこなし、写真を送ってくるようになった。(しかしまだインターネット上でクレジットカードを登録することは抵抗があるし、面倒らしい。なぜなら店で購買するという消費行動が時間的にも可能でコミュニケーション欲求的にも満足度が高いので能動的にそこに費やす理由がないのだ)

離れて暮らすことが当たり前になった現代において、ITは欠かせない。しかし、家族をターゲットとしたプロダクト開発は難しい。

プロダクト考える時にセグメントでユーザを分け、ターゲットを決めることが多いと思う。その時によく用いられる要素として年代や性別、在住地などがあり、確かにこれらは行動に影響を大きく及ぼす。しかし、家族をターゲットとした時というのは年代も性別も住んでいる場所も、全部ひっくるめて考えなければならない。だから難しいと思う。

しかし、家族は成長するのだ。家族のために。そのポテンシャルをどう予想するのか、がポイントな気がする。これはまた別の投稿で書こうと思うが、家族の歴史はとても面白い。それを受けて、近々未来の家族図を予想したみたいと思う。